技術について
電解式オゾン
BESは1988年の設立当初から、溶解オゾン水技術の応用に着目し、化学的消毒剤や加熱消毒の代替となる、より安全な手段としてオゾンの研究を続けてきました。
初期の関連製品は「家庭用の小規模コロナ放電オゾン発生器」に主に応用されました。しかし、長年の研究開発にも関わらず、高湿度環境で安定したオゾンガスを生成するには困難が伴いました。 従来の技術では、設置環境の空気質が低下する心配や、湿度や酸素含有量が機器の耐久性に影響を与える課題も残りました。また、高電圧のリスクや有害なNOxが生じる懸念もありました。
1996年、BESの技術革新が大きな一歩を踏み出しました。それがEOG(膜電極電解オゾン発生器/特許製品)の開発です。突破口となったのは、水と電気だけで高濃度オゾンを生成する技術でした。オゾンの用途を適確に認識し、従来のオゾン製品の限界を熟知した上で、空気の影響を受けない、エネルギー効率の高い、安全で、耐久性のあるオゾン発生器の開発にこぎ着けたのです。 BESは既存のコロナ放電の課題を克服し、28wt%の高濃度オゾンガスの生成に成功しました。この数値はオゾン業界では最高純度で、決して容易に成し遂げられるものではありません。そして、今では世界で70以上の発明特許、無数の応用特許を取得しています。
EOGは高濃度の溶解オゾン水を生成します。これは細菌やウイルスを死滅させるだけでなく、人体に直接触れることができ、人体細胞を害することがありません。また、EOG電解式オゾンは、人や環境に有害なNOxなど有害物質を排出せず、副産物は水と水素だけです。 EOGは家庭用、業務用の双方に適したユーザーフレンドリーな技術です。

オゾンとは?
オゾンは強力な酸化作用を持ち、有機物を効果的に酸化分解させる天然の消毒剤です。化学的消毒剤とは異なり、副作用や腐蝕性もありません。消毒プロセスを終えると、また酸素として自然界に戻ります。
オゾンは、食品安全、業務用ランドリー、ヘルスケア、水処理産業など、高い安全性と衛生基準が求められる産業に最適です。
また、オゾンはアメリカ環境保護庁(EPA)承認の消毒剤リストにも載り、一世紀以上にわたり全世界で使用されてきました。先進国の多くの水処理施設や飲料瓶詰めラインではオゾン消毒が使用されています。

オゾンガスとオゾン水の違い
オゾンガスは方向性を持たず、物体の表面を殺菌することができません。 しかし、水を媒体としてオゾンガスを効率よく溶解することで、オゾンガスに方向性を持たせ、表面の殺菌消毒が可能になります。
安全な技術
OSHA(米国労働安全衛生局)の規定によると、呼吸器の過敏症や咳を防ぐため、連続して8時間作業をする際、その作業環境のオゾン基準値は0.1ppmを超えてはならないと定められています。オゾンガスを使用する際、空気質とオゾン曝気濃度を適確に管理しなくてはなりません。
BESの高濃度、低曝気オゾン水
BESは水中のオゾンガスを安定して溶解するための特許技術を数多く持っています。 安全規制を満たしたオゾン曝気量で、高濃度の溶存オゾン水を生成します。高濃度のオゾン水を使えば、もう化学的消毒剤に頼る必要はありません。

溶解技術
オゾン水濃度の重要性
殺菌速度はオゾン水の濃度によって決まります。濃度が高ければ、殺菌時間は大幅に短縮され、効率的に殺菌効果を維持できます。 BESのオゾンシリーズは、業界の平均濃度をはるかに上回るオゾン水を、スピーディーに、安全に生成します。
